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> さしあたりいま人生のどのあたり 游さま
> 時分の花を 舞へるめでたさ 圭
一般的な連句の約束事では,揚句の前は「花」の定座で花を入れることになっており,揚句はその座に対する挨拶としておだやかにめでたくあげるのがならわしです.
万一,折角,小学校時代の同級生幸子さんの句で始めたイメージが揚句で崩れてしまうと大変だと心配して(発句や脇句を付けた人は付けないのが礼儀なのですが,あえてそれを破っても)揚句は是非私が付けたいものと,揚句の一つ前の句が出たら直ぐにつけられるよう見張っていて「位置について〜,ヨーイ,ドン!」とつけました.
揚句の前の定座の句に「花」が入っていなかったので,揚句に入れることにしまた.「時分(じぶん)の花」は世阿弥の『風姿花伝』に出てくる言葉で,能で,若さによって発散される,芸以前の一時的な面白さ を表します.「さしあたりいま人生のどのあたり」との問いかけに「若い盛りです」と答えました.
幸子さんの発句には「時分の花」のういういしさがありますね と讚える意味もありました.
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